監修:岩手医科大学 血液腫瘍内科 教授 
伊藤 薫樹 先生

副作用について

治療中にあらわれやすい特に注意が必要な副作用

頻度は高くないものの、特に注意が必要な副作用

テクベイリ®の投与中、または投与後に、下記のような副作用があらわれることがあります。

  • 以降のページに記載する症状がみられたら、
    すぐに治療を行っている医療機関に連絡し、指示にしたがってください。
  • テクベイリ®での治療を行っていない他の医療機関でも「いつもと違う」と感じたら、
    近くの医療従事者(医師、看護師、薬剤師)、医療スタッフにすぐにお声がけください。
  • 副作用により、テクベイリ®による治療をお休み、または中止することがあります。
    患者さんの状態によっては、入院しての対応が必要になることもあります。

特に注意が必要な
テクベイリ®の副作用

治療中にあらわれやすい、
特に注意が必要な副作用
  • サイトカイン放出症候群(CRS)
  • 血球減少
  • 低ガンマグロブリン血症
  • 感染症
  • 神経系の症状
    (免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群含む)
頻度は高くないものの、
特に注意が必要な副作用
  • 進行性多巣性白質脳症
  • 腫瘍崩壊症候群
  • 間質性肺疾患

これらの症状は、患者さんご本人だけではなく、
ご家族など周囲の方が気づく場合もあります。
治療を始めてから変わったところはないか、
周囲の方にも気をつけてもらうようにしましょう。

事前準備のススメ

  1. テクベイリ®の副作用にはどんなものがあるかを確認しておきましょう。
  2. 緊急時は、どこに連絡すればよいのか、事前に医療従事者に連絡先を確認しておきましょう。
    緊急時の連絡先は、家族にも伝えておくとよいでしょう。
  3. 入院準備もしておきましょう。
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